2019年12月13日金曜日

ジャズと絵と。My Funny Valentine (From "Fabulous Baker Boys" Soundtrack)

もう12月。昼間は暖かな日が
続いています。

今日、電車に乗っていたら、
窓から美しい紅葉の場所が見え
ました。黄色や赤や、今年は
あまり目にしていなかった
ので、一瞬でも見れて
うれしかったです。

ジャズを弾いていると、
絵を描く作業に似ている
かも、と思うことがあり
ます。音で、色を作って
いたり、目に見えない色で
遊んでいるような。
簡単なことでは、
2つの音の重ね方で、
ド(C) と ミ(E)を同時に
弾いた時と、ド(C) と
ファ(F)を弾いた時では
感じる色が違う、
というようなことです。

ジャズを聴きながら、
匂いや味を感じる人も
いるかもしれません。
味覚の発達している
人にとっては、絵という
よりは料理に感じるのかも
しれません。

いずれにしろ、出口が違って
いても、音楽も絵も料理も、
匂いであっても、こういう
ことはみんなどこかで繋がっ
ている。
むしろ、一つのことを
色々に翻訳して表現して
いるだけかもしれませんね。

"My Funny Valentine"は
たくさんの人に愛されて
いる曲ですが、私はこの
Dave Grusin(アレンジ、ピアノ )
とMichelle Pheiffer(歌)の
versionがとても好きです。

映画のサウンドトラックです
が、最後の一音まで美しさが
凝縮されています。。。
 My Funny Valentine (From "Fabulous Baker Boys" Soundtrack) · Dave Grusin · Michelle Pfeiffer
年末は飛ぶように駆け抜けていき
そうですが、どの一瞬も幸せで
いたいと思います。
-----
三軒茶屋のジャズピアノレッスン、
Follow Your Musicについての
詳細は下記をそれぞれご覧ください。

料金

講師




2019年11月20日水曜日

ジャズピアノレッスン 、目も耳も手の感覚も全て使って。そしてEmily / Bill Evans Trio


ピアノの鍵盤は12の音が黒と白のkeyで成り立ち、それがオクターヴごとに繰り返されています。

12で一つのグループのkeyたちは、黒いkeyが2つと3つの部分に分かれ、とても美しいデザインをしていると思いませんか?

最初にコードを覚えるときは、このピアノのkeyのデザインに、視覚的(2つの黒鍵のあたりか、3つの黒鍵のあたりか、または境目か、など)に、そして手で触れる感触(どの指に黒い、高いKeyが触れているか)、そして耳でどのように聴こえるか(例としては、明るいか、暗いか、、、、だけではありませんが)、これらの感覚を総動員して覚えていきます。

そうそう、ピアノで聴こえる音を一緒に歌ってみたり、一つのkeyを叩いてその3度上の音を想像して歌ってみたり。

ジャズピアノ を弾くことで、自分の好みの音がわかったり、自分の感覚の優先順位がわかったり、曲を弾く以外にも新たな発見や楽しみ方に出会うかもしれませんね。

ある生徒さんが「好きな曲なので弾いてみたい」ということで、この曲、"Emily"をレッスンで一緒にやっています。Bill Evans、やっぱりいいですね。そしてなんだかホッとします。いつも思いますが、こういうvideoがあって、見れて本当にうれしいです。


-----
三軒茶屋のジャズピアノレッスン、
Follow Your Musicについての
詳細は下記をそれぞれご覧ください。

料金

講師



2019年11月2日土曜日

Serenity / THE CHICK COREA + STEVE GADD BAND

朝晩はだいぶ涼しくなりましたが、昼は部屋の中は半袖でも暑い日があります。 
過去の定義はどうあれ、今はきっとこういう気候が「秋」というものなのでしょう。と、ふと思いました。少なくとも、今年の秋はこういう感じなのだ、と。

この"Serenity"という曲が好きで、毎日よく聴いています。Introが可愛くて、そこだけ何回も繰り返して聴いたりもします。


”serenity”とは「穏やかで平和でトラブルのない状態」を言います。とても好きな言葉です。
目を閉じていても、開けていても、この言葉を心の中で繰り返しているだけで、気持ち良く、落ち着きます。

この曲”Serenity"は、私に微笑みをもたらしてくれます。目に見えていることだけが全てではないと思い出させてくれるような。暖かな光と爽やかな風、そして希望を運んできてくれるような。

アルバムのジャケットの蝶の絵は楽器で出来ていて、それも楽しいですね。

-----
三軒茶屋のジャズピアノレッスン、
Follow Your Musicについての
詳細は下記をそれぞれご覧ください。

料金

講師



2019年10月18日金曜日

Dave Grusin "The Garshwin Connection"より

洗足池から荏原町に引っ越してからちょうど半年が過ぎました。

気温もだいぶ低くなり、最近は朝にミルクで煮た暖かいオートミールを食べるのが楽しみです。ずいぶん涼しくなったんだなと実感できます。

と言っても、長袖では暑く感じることもあれば、その上に何か着ないと寒い、と思う時もあり、移り変わり(transition)の時期ですね。

この中間の季節で聴いているのがDave Grusin、その中でも"The Garshwin Connection"をよく聴いています。素晴らしいGarshwinの曲を、Dave Grusinが愛情と敬意を持ってアレンジしているなあと感じます。 美しく、 エモーショナルな曲たち。そして気品。



このアルバムは洗練そのものです。いつ、どこで、何を聴いても美しく気品があり、自分の聴き方次第でとても入り込んで心を揺さぶられたり、電車の中で聴いていてもリズムの気持ち良さについ体が動いていたり、ある時は快く距離を保って聴いていられる音楽。

彼のアレンジを音で表現しているMusicianたちも素晴らしいパフォーマンスをしています。もちろん、Dave Grusin自身のパフォーマンスも最高です。  Chick Coreaと Duoで演奏している曲も入っていて、とても楽しめます。

-----
三軒茶屋のジャズピアノレッスン、
Follow Your Musicについての
詳細は下記をそれぞれご覧ください。

料金

講師



2019年4月28日日曜日

ピアノの裏側とEliane Elias "At First Sight"

私の自宅の話ですが、先週、洗足池から荏原町に引っ越しました。
それで、今回はピアノのことを書きます。

ピアノは搬出の後、ピアノ運搬会社で一旦解体してから荏原町の新居に搬入、そして組み立ててもらいました。最初から最後までとても手際良く、きれいに部屋に収まり、とても感謝です!

ピアノの場所はこの部屋を初めて見たときに決めていました。ピアノにとってはあまり良いとされない窓際です。でも遮光カーテンと普通のカーテンで二重で日光を遮り、窓を開けて換気を良くやればむしろ壁際より良いのでは、と思うことにしました。

そして、アップライトピアノの裏側(鍵盤と反対の面)を頻繁にチェックできる、というのは何となく安心です。

ということで、今日はその裏側をきれいにしました。掃除機でホコリを吸い取り、水拭きしてカビや汚れを取り、乾拭きしてから朝の空気で換気しました。

終わった後に窓側(ベランダ)から撮った写真です。

綿棒も使って、隅々まできれいになり、スッキリしました。
今まで壁との隙間が10センチほどでお掃除どころか、見ることもできなかったのでここをきれいにできてスッキリです。

ピアノの裏側をきれいにしたら、自分の心や身体や、人生まできれいにできたような。ピアノの裏側は私の音楽の影になっていた部分の象徴?かもしれません。

さて、荏原町の商店街を歩いていたら、聞き覚えのある曲が商店街のBGM用スピーカーから流れていました。
それがこの曲、Eliane Elias(イリアーニ・イリーアス)の"At First Sight" です!

(これは偶然にも私がBerklee College of Musicに留学する直前に頻繁に聴いていたアルバムの中の1曲。しかも、アルバムに入っている最初の曲です。)

また、振り出しに戻って来て、1からやり始めるのかもしれませんね。春ですし。


ただいま春の生徒さん大募集中! 初心者、シニアの生徒さんも大歓迎。
ジャズ、ボサノヴァ、バラード、お好きな曲を楽しく弾いてみませんか。
体験レッスンのお申し込みフォーム←クリック

三軒茶屋のジャズピアノレッスン、
Follow Your Musicについての
詳細は下記をそれぞれご覧ください。

料金

講師





2019年3月31日日曜日

In front / Keith Jarrett

変化の時、前回に続いて、まだまだ変化の波が続いています。
この寒さも(春なだけに)暗い天気と合わさって、体にこたえます。
しばらくはまだ続くだろうけど、ずっとこうではなく、ある時パッと光り輝く日も来るし、また翌日は暗いかも。でも、大丈夫!

もう何回か取り上げていますが、変化の時にはいつもこのアルバムKeith Jarrettの"Facing You"を何周りも聴きます。

特に、1曲めのIn Frontが好きです。第1テーマの後の、第2テーマが特に好きです。
私はJazzを、Pianoをやって行こう!とKeithを聴きながら強く思うのです。


ただいま春の生徒さん大募集中! 初心者、シニアの生徒さんも大歓迎。
ジャズ、ボサノヴァ、バラード、お好きな曲を楽しく弾いてみませんか。
体験レッスンのお申し込みフォーム←クリック

-三軒茶屋のジャズピアノレッスン、
Follow Your Musicについての
詳細は下記をそれぞれご覧ください。

料金

講師

2019年3月23日土曜日

The Fred Hersch Trio - For No One

The Beatlesの曲です。もともとの歌詞は、切ないような悲しいような歌だったけど、Fred Hersch のピアノからは、悲しみよりもむしろ「希望」が感じられます。ふっと心が温かくなります。

この時期は、暖かかったり寒かったりの気候の変化と、別れや出会いや、人間関係の変化、いろいろな変化で体も心も不安定になりそうです。でもいつも「希望」を思いながら、その暖かさを感じていれば、何があろうと楽しくやっていけそうですね。

春は私の大好きな季節です。思いがけない楽しいことがたくさんあればいいな、とやっぱりワクワクしてしまいます。

ただいま春の生徒さん大募集中! 初心者、シニアの生徒さんも大歓迎。
ジャズ、ボサノヴァ、バラード、お好きな曲を楽しく弾いてみませんか。
体験レッスンのお申し込みフォーム←クリック

-----
三軒茶屋のジャズピアノレッスン、Follow Your Musicについての詳細は下記をそれぞれご覧ください。
料金
講師