2015年10月16日金曜日

自分自身を頼りにして/Fred Hersch "In Walked Bud"

Fred Herschは尊敬するアーティストの一人です。
ある日、バークリーのピアノ練習室に入ってきた友達に「音のつなぎ方がとてもきれいだから聴いてごらん」と言われ、聴いてみたのが最初の出会いです。

彼について、このように言い表した人々がいます:
私の世代のピアニスト達はレコードやスコアやそういった人工的な世界から音楽について学んできた。そういったやり方は自然な消化吸収と言えるものではない。
Fredはすべてのジャズの伝統を可能な限り最も深いやり方で吸収した。がこのことは彼にとってはスタート地点に過ぎない。たくさんの他のピアニスト達にとっては、おそらく到達点であろうけど。 (Ethan Iverson)

●自分自身の表現で演奏することを極めたマスター (Ben Ratliff, The New York Times)

●たくさんのことを上手にでき、かつ、決して「誰かほかの人のように弾こう」などと試みない希少なミュージシャンのひとり(Seth Abramson)

自分の中からわき上がるものを絶対的に信頼するって、一番簡単なことなのにどこか勇気がいること。でも「感動」というものは、その場所からしかやってこないと思うのです。だからこそ、やる価値のあることなのかもしれません。

Fred Hersch "In Walked Bud"(Thelonious Monk作曲)

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